●ボイトレは筋トレだ!

Chuta music schoolのボイトレの基本のキは、単刀直入に言うと「筋トレ」です。
声を出すとき、歌うときは
「腹筋」を使うことはよく言われています。「腹から声を出す」というやつですね。
そして、大きな声になればなるほど「背筋」(せすじ ではなく はいきん)も使わなければなりません。
それから、一番大事なのが「声帯」です。声帯は筋肉で出来ているんですよ。
正しく声帯・腹筋・背筋の筋力トレーニングをすることで、
・長時間歌っても疲れない
・芯のある
・ピッチ(音程)が安定した
声が出せるようになります。

その1.<腹筋について>
腹筋を使って声を出す「腹式呼吸」は、それほど難しいことではありません。
ためしに、ふーーーーーっとロングトーンでやや強めに息を吐いてみてください。
苦しくなっても最後の最後を吐ききるまで続けてーーーー…、はい!
その、苦しくなってきたあたりから、吐ききるときに、下腹部がキュっと閉まっているでしょう?
それが「腹筋を使って息を吐いている」という状態です。
レーニングのときや、実際に歌うときは、この状態を常にイメージしておきましょう。

いわゆる、腹筋運動を頑張る必要は、必ずしもありません。
もちろん、運動するに越したことはありませんが…大事なのは
その「腹筋」を「コントロールできる」ことです。
安定して高い声を出したり、しっかり芯のある低い声を出したり
曲の中でダイナミクスをつけたり、ビブラートをしたり
ピッチを安定させたりするには、腹筋をしっかり、思い通りに操ることが出来なければいけません。

レッスンでは、腹筋の使い方をしっかりレクチャーします。

その2.<背筋について>
カラオケで何時間も大声で歌った次の日、背中が痛く感じたことはありませんか?
わたしはマイクを使わずにストリートライブをしていた頃、よく背筋が筋肉痛になっていました。
腹筋と背筋を使って、一気に空気を吐き出せば、大きな声になります。
しかし、声帯の筋肉を鍛えあげるまでは、あまり大きな声を張り上げるのはNG。
声帯を痛めてしまうことになります。

レッスンではまず、イスに座って、自然な良い姿勢で声を出し、
腹筋・背筋をバランスよく使えるようにします。

その3.<声帯について>
声帯は2束の筋肉が対になっていて、それが伸縮して震えて、声になります。
この筋肉を使いすぎたりすると、伸縮しなくなり
また、腫れてしまうと震えもなくなります。
大きな声を出しすぎたり、風邪をひいて喉が炎症すると、こういう状態になります。

レッスンでは、ウォーミングアップからクールダウンまで
声帯にかける負担を最小限にしたメニューでトレーニングします。
大声を出したりもしません。
ご自宅でも毎日練習できるように、簡単で覚えやすいフレーズでレッスンを進めます。